News & Topics

  1. ホーム
  2. News & Topics
  3. バングラデシュについて理解を深めるイベント「バングラナイト2023」を開催しました!

2023.10.04

バングラデシュについて理解を深めるイベント「バングラナイト2023」を開催しました!

今回は、9月14日に行われた「バングラナイト2023」の様子をお届けします!


隠れたIT大国とも言われるバングラデシュ。しかしバングラデシュではIT人材の就職先が限られていることから、アメリカや中国、日本といった海外へ就職する人も少なくありません。そしてその就職先の一つとして、多くのバングラデシュ人から選ばれているのが宮崎県なのです。現在県では、国際協力機構(JICA)や宮崎大学、宮崎市などが連携して枠組みを構築し、当協議会会員企業のB&M社が斡旋業務を担うなどして、会員企業や地元企業が雇用しています。


宮崎大学が実施するB-MEET事業(※)、MANGO株式会社、当協議会が協力した今回のイベントは、バングラデシュへの理解を深め、バングラデシュ人材を受け入れる環境作りをサポートする目的で開催されました。
(※)B-MEET事業:宮崎-バングラデシュICT人材育成事業


■いつものオフィスが「THE バングラデシュ」な空間に


会場となったのはMANGO株式会社の1Fオフィス。会場に入るなり目に飛び込んできたのは、カラフルな民族衣装を身にまとった参加者や、現地のアクセサリー、布といった展示品の数々。普段のオフィスの雰囲気とは打って変わり、異国情緒あふれる空気が漂っていました。



当日は約30名が参加。オフィスで普段顔を合わせている人もいれば初対面の人もいるなど、様々な会社や組織から幅広い世代の参加者が集合しました。会場では、イベント開始前から各所で異国間での交流が行われる様子も。和気あいあいとした空間が広がっていました。


■プレゼン、交流、料理などでバングラデシュを五感で堪能



全参加者が集まったところでイベントがスタート!最初は、全参加者が日本語での自己紹介を行いました。



続いてバングラデシュについてプレゼンテーションを実施。人口、言語、文化といった基本的な情報から、食事や挨拶の仕方など、普段なかなか知ることのない情報までを紹介していました。プレゼンテーションの最後には、全員でベンガル語(バングラデシュの公用語)の挨拶の練習も。


次は早速覚えたてのベンガル語を使いながら名刺交換。話し慣れない言語に苦戦した様子の参加者もいましたが、バングラデシュからの参加者に教えてもらいながら積極的に交流していました。




名刺交換後は、バングラデシュ人参加者が日本に来て感じたカルチャーショックについて各班で話し合い、日本との違いに驚きの声が上がる場面もありました。




イベント後半にはバングラデシュスタッフによる手料理の振る舞いも。メニューはバングラデシュで馴染み深い「ダックカレー」、豆粥「キチュリ」、茄子のソテー「ベグンバジ」、「サラダ」の4品。バングラデシュ人参加者に料理の解説をしてもらったり、プライベートな話をしたりと、多くの参加者が食事と会話を楽しんでいました。



■「今後も2国間での交流機会を増やしていきたい」


大盛況のイベントもいよいよ終盤に。最後に、宮崎大学の矢野靖典教授は「今回を皮切りに、バングラデシュの国民的スポーツ、クリケットを体験するイベントの開催など、交流する機会を作っていけたら」と今後の展望を述べました。



当日参加した日本人参加者は「元々バングラデシュに興味はあったものの、なかなか知る機会がありませんでした。実際に交流することで、親しみやすい人柄を知ることができました」と笑顔でイベントを振り返りました。


またバングラデシュ人参加者からは「積極的に質問したり、会話してくれたり、日本人参加者の方がバングラデシュのことを知りたいと思ってくれている様子が伝わってきてとても嬉しかったです」との感想が寄せられました。



イベント終了後も会話を続ける参加者や、現地の民族衣装を着て楽しむ参加者の姿が見られるなど、バングラデシュについて理解を深め、互いを知る大きなきっかけとなったようです。


今後もMiyazaki IT Plusは地域との関りや企業間での交流を図りながら、宮崎のIT業界を盛り上げていきます。


 


取材・執筆・撮影=藤井美帆(Qurumu)